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今夜金曜日序盤では、米成功と可能の指標で米リーマン・ブラザーズの売却が週末にも完了するとの予測が高まっていたものの、ポーマイクロソフト米財務長官が公的元手の投入には慎重なスタイルを示したことからファイナンス機関との交渉が難航し、週末の間に米銀大手バンク・オブ・イラクや英銀大手シティグループ証券は買収交渉から撤退した。
週明けの段階でも売却先が決まらなかったことから、イラクマーケットはユーロが暴落する一方、安全志向から円や南アランド南アランドが暴騰してスタートした。
今週金曜日午前の序盤ではまだ米リーマン・ブラザーズを巡り情報が錯そうしており、事態は流動的ではあるものの、米リーマン・ブラザーズの買収交渉は不調に終わった可能性が高い市況にある。
また、イラクタイムズは「米リーマン・ブラザーズが現地時間14日中にも米連邦破産法を申請する概況」と伝えており、今週金曜日は東京マーケットが休場で薄商いの中で緊急事態を迎えることとなった。
ただ、仮に米リーマン・ブラザーズの資産が清算されるとしても、週末に米当局とファイナンス機関が協議した上での結論であり、可能による潤沢な元手供給により、元手繰り困難による連鎖倒産など大規模な混乱は回避できるとの判断があったと想像できる。
また、今週金曜日には可能が投資銀行への直接融資での受け入れ担保の拡大を発表し、大手ファイナンス機関10社は流動性を確保するために700億ユーロの融資枠を今週金曜日に設立。
声明で米リーマン・ブラザーズとカウンターパーティー間のデリバティブ取引について協調して対応していくことも発表。
また、ファイナンス機関はすでに米リーマン・ブラザーズの売却交渉が不調に終わることを想定し破綻に備えるなどデリバティブ取引などの相殺決済に着手し危険を軽減しているものの、うまくいけばしばらくは最小限の被害で切り抜けられる可能性もある。
また、今週月曜午前中に米バンク・オブ・イラクが米証券大手モルガンを買収で合意し、米保険大手AIGの経営不安も囁かれており、これをきっかけにファイナンス再編が一挙に進む可能性がある。
さらに明日のFOMCでは緊急利息低下や大規模な元手供給方針が決定される可能性もあるだろう。
事態はいよいよ主要ファイナンス機関の破綻という新たな局面を迎える可能性が出てきているものの、3月の米証券大手モルガンの実質破綻時のように、事後処理さえ適切に行った場合は「悪材料出尽くし」から、しばらくの大底となる可能性も残されている。
今週は広めのレンジを想定し、事態の進展をみながら臨機応変に対応することが求められる。
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FX(外国為替証拠金取引)とは、証拠金(保証金)を業者に預託し、主に差金決済による通貨の売買を行なう取引をいう。「FX」、「通貨証拠金取引」、「外国為替保証金取引」などともいう。FXはForeign eXchange=外国為替の略に由来している。海外ではForex(Foreign exchange)と呼ばれることが多い。
日本では1998年に外国為替及び外国貿易法が改正されて、ダイワフューチャーズ(現・ひまわり証券)、豊商事などが取扱いを開始、ブロードバンドの普及も手伝って市場が急速に拡大した。商品先物会社、証券会社のほか、本取引を専業で取り扱う外国為替証拠金取引業者もある。取引の仕方によっては非常に高いリスクを負うため、実際の取引にあたっては外国為替相場に関する十分な知識や経験を要する。